小学生のサッカー練習メニュー|家でできる自主練のコツを学年別に紹介
ClubStock編集部
少年サッカーの口コミサイト ClubStock 運営/パパコーチ
公開:2026-06-09
「サッカーがうまくなりたい」——子どもがそう言ったとき、保護者として応えてあげたいと思うのは自然なことです。ただ、チーム練習だけでは一人ひとりがボールに触れる時間は限られます。家や近くの公園でできる自主練を日々の生活に取り入れることで、ボール感覚や基礎技術は着実に積み上がっていきます。
この記事では、小学生サッカーの練習メニューを「低学年向け」と「高学年向け」に分けて紹介します。ドリブル・止める蹴る・リフティングなど、1人でも親子でもできる実践的なメニューを中心に、練習を続けるためのコツまで解説します。
自主練が大切な理由と始める前のポイント
チーム練習は週2〜3回、1回あたり1.5〜2時間程度が一般的です。その中で一人ひとりがボールに触れる時間は意外と短く、自主練で「ボールに触れる総量」を増やすことが上達への近道になります。
始める前に押さえておきたいポイントは次のとおりです。
- 場所:庭・駐車場・近くの公園など、ボールを蹴れるスペースがあればOK。壁打ちができる場所があると練習の幅が広がる
- ボール:チームで使っているのと同じサイズ(小学生は4号球が基本)を使う
- 時間:1回15〜30分で十分。短い時間でも毎日続けることが大切
- シューズ:靴を履いて練習するのが基本。裸足は足の感覚が磨かれる面もあるが、怪我のリスクに注意する
💡 ポイント
自主練は「長くやる」より「毎日少しずつ触る」ことがポイントです。1日10分でもボールに触る習慣ができれば、チーム練習でのプレーにも変化が出てきます。
【低学年向け】ボールに慣れる練習メニュー
小学1〜2年生の時期は、技術を磨くよりもボールと仲良くなることが最優先です。「楽しい」と感じられるメニューを選びましょう。
ボールタッチ(足裏コロコロ)
足の裏でボールを前後・左右に転がす基本メニューです。左右どちらの足でも取り組みましょう。
- 足の裏でボールを前に押し出し、引き戻す(各足30回ずつが目安)
- 左右の足の裏で交互にボールの上をタッチする(通称「タッピング」)
- 慣れてきたらスピードを上げたり、リズムを変えたりしてみる
コーンドリブル
ペットボトルやマーカーコーンを3〜5個、1〜2m間隔で並べてジグザグにドリブルします。
- まずはゆっくり、ボールが足から離れないように運ぶ
- 「インサイド」(足の内側)と「アウトサイド」(足の外側)の両方で触る意識を持つ
- 往復を1セットとし、3〜5セットを目安に繰り返す
親子パス
保護者と向き合って、3〜5mの距離でパス交換をするシンプルな練習です。
- インサイドキックで相手の足元にていねいに転がす
- 止めるときは足の裏またはインサイドで、ボールをしっかり「止める」ことを意識
- 「止める→蹴る」の繰り返しが、サッカーの基本中の基本
✅ アドバイス
低学年のうちは「うまくやらせる」より「楽しませる」ことが大切です。失敗しても声かけはポジティブに。回数や上手さより、毎日ボールに触ったこと自体をほめてあげましょう。
【高学年向け】技術を伸ばす練習メニュー
小学3年生以降、特に4〜6年生になると、止める・蹴るの精度やドリブルの質を意識した練習に移行していきます。
止める・蹴る(壁パス)
壁やリバウンドネットに向かってボールを蹴り、跳ね返りをトラップする練習です。壁がなければ保護者とのパス交換でも代替できます。
| メニュー | 距離 | 回数の目安 | 意識するポイント |
|---|---|---|---|
| インサイド壁パス | 5〜8m | 左右各30回 | 止める位置を体の前にそろえる |
| インステップ壁パス | 8〜10m | 左右各20回 | 足の甲の芯でとらえる |
| ツータッチコントロール | 5m | 50回 | 1タッチ目で次に蹴りやすい位置に置く |
慣れてきたら「右足で止めて左足で蹴る」のように左右を切り替える練習も加えると、両足でのプレーが身につきやすくなります。
ドリブル(スピードと方向転換)
高学年では、コーンドリブルにスピードと方向転換の要素を加えます。
- コーンを5〜8個、1m間隔で並べ、できるだけ速くジグザグに通過する
- ターンの技術を1つずつ覚える:シザース(またぎフェイント)やクライフターン(軸足の後ろを通す方向転換)など
- 直線ドリブルで全力ダッシュ → 急停止 → 方向転換の動きを繰り返す
リフティング
リフティングはボール感覚を養う万能メニューです。回数を目標にしがちですが、「正しい形で蹴る」ことを優先しましょう。
- まずはボールを手から落とし、ワンバウンドさせてから蹴る → キャッチを繰り返す「ワンバウンドリフティング」から始める
- 足の甲(インステップ)の当てる位置を一定にする。ボールの中心よりやや下をとらえる意識
- 安定してきたらノーバウンドで連続回数を伸ばしていく
- 利き足だけでなく逆足でも練習すると、将来的にプレーの幅が広がる
💡 ポイント
リフティングは回数だけにこだわりすぎないことが大切です。10回を正しいフォームで安定して蹴れることを目指す方が、100回をバタバタ続けるより上達につながります。
練習を続けるための親子の工夫
どんなによいメニューも、続かなければ効果は出ません。自主練を「日常の一部」にするための工夫を紹介します。
- 時間を決める:「夕飯前の15分」「朝の10分」など、生活リズムに組み込むと習慣化しやすい
- 小さな目標を設定する:「リフティング連続10回」「コーンドリブルを○秒以内」など、達成感が得られる具体的な目標を立てる
- 記録をつける:ノートやカレンダーに練習した日を書き込む。続いている実感がモチベーションになる
- 親子で一緒に取り組む:保護者がパスの相手をしたり、タイムを計ったりするだけで子どものやる気は大きく変わる
- 動画を活用する:プロ選手のプレー映像や練習のチュートリアル動画を見て「やってみたい」という気持ちを引き出す
⚠️ 注意
練習のやりすぎは疲労の蓄積や怪我のリスクにつながることがあります。特に成長期の小学生は関節や骨への負担に配慮が必要です。痛みを訴えたら無理をさせず、休息を優先しましょう。
まとめ
小学生サッカーの上達には、チーム練習に加えて家でできる自主練の積み重ねが大きな力になります。ポイントを整理します。
- 自主練は1日15〜30分、短くても毎日続けることが大切
- 低学年はボールタッチ・コーンドリブル・親子パスなど「ボールに慣れる」メニューから
- 高学年は止める蹴るの精度・ドリブルの質・リフティングで技術を磨く
- 親子で取り組むことで練習の質もモチベーションも上がる
- やりすぎには注意し、楽しみながら続けられる環境づくりを意識する
特別な道具や広い場所がなくても、ボール1つあれば始められるのが自主練のよいところです。「今日もちょっとだけボール触ろう」——その積み重ねが、子どものサッカーをもっと楽しいものにしてくれるはずです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 1人でもできる練習メニューはありますか? A. ボールタッチ、コーンドリブル、壁パス、リフティングなど、1人でできるメニューはたくさんあります。特にリフティングとボールタッチは場所を取らず、毎日の習慣にしやすいのでおすすめです。
Q2. リフティングは何回くらいできればよいですか? A. 回数の目安は学年やレベルによって異なりますが、まずは正しいフォームで安定して10〜20回連続できることを目指すとよいでしょう。回数よりも「足の甲の同じ場所で、同じ高さに蹴り上げる」ことを意識すると、結果として回数も伸びていきます。
Q3. 親がサッカー未経験でも自主練に付き合えますか? A. もちろん付き合えます。パスの相手やタイムの計測、声かけなど、サッカーの技術がなくてもできるサポートはたくさんあります。「一緒に練習してくれる人がいる」という安心感が、子どもの練習意欲を高める大きな力になります。
この記事を書いた人
ClubStock編集部
少年サッカーの口コミ・評判サイト「ClubStock」の中の人。現役のパパコーチで、サイトはひとりで運営しています。我が子のチーム選びで「本当に知りたいことが分からない」と困った経験から、保護者目線のお役立ち情報をお届けしています。> ClubStock誕生秘話
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